不幸な出来事










「やめろって!」

「おいっ!」

「・・あっ・・・・・ひゃ;;;」

「うぅぅ・・・ふ・・っん」



一護の部屋から、なにやら怪しげな声が漏れ聞こえてくる。

幸い廊下には誰の姿も無く、

たった今までこの異変を知るものは居なかったが、

何時までもこんな調子で声を上げていれば、

何れ、誰かしら気が付くのは当然の結果だろう。

この時、運悪く一護の部屋を目指してやってきた人物は、

当然のようにこの怪しげな、

聞きようによっては喘ぎのように聞こえる声を聞かされる破目になった。



なんだろう・・・?

部屋に入っても大丈夫なんだろうか?

というより、あんまり入りたくない・・・。

いったい中で何が起こっているんだろうか。

どんな光景が広がっているのだろうか。

疑問は尽きない。



運の悪い人物。遊子が一護の部屋の前で、

ノックをしようかどうしようか悩んでいた。

遊子が葛藤しているその間にも、喘ぎ声(既に決定されてる;;;)

は、続いており、益々入りにくいことこの上ない。

一護への電話が掛かって来ているのだが、どうしよう・・・。

居ないといってまたかけ直してもらおうか・・。

悶々とした遊子が更に思案していた時だった。



「嫌だってばっ・・・もっ良いから・・・ぁあ」

「・・・痛っ・・ふ・・・」

「良くはないだろう?まだ途中だ」